天然石の読みもの翡翠(ひすい)翡翠(ひすい)

Jade

翡翠(ひすい)

深く澄んだ緑をたたえる、東洋でもっとも尊ばれてきた石。日本では「国石」にも選ばれ、古来より徳と繁栄、お守りの石として大切にされてきたと言われています。

和名

翡翠(ひすい)

英名

Jade(Jadeite/Nephrite)

主な産地

ミャンマー・日本(糸魚川)・グアテマラ

硬度

約6.5〜7(硬玉/ジェダイト)

鉱物

硬玉(ジェダイト)/軟玉(ネフライト)

色について

緑が代表的。白・藤・黒などもある天然色

Meanings石に込められた意味

翡翠(ひすい)に宿るとされる、4つの言い伝え。

調和

徳・調和

人徳を高め、円満な調和をもたらすとされてきました。

守り

厄除け・お守り

災いから身を守るお守りと言い伝えられています。

豊かさ

繁栄・成功

繁栄と長寿を願う石として親しまれてきました。

癒し

安らぎ

心を穏やかに整える石とされてきました。

About翡翠(ひすい)とは

翡翠は、東洋で古くからもっとも尊ばれてきた緑の石です。実は「翡翠」と呼ばれる石には二種類あり、ひとつは「硬玉(ジェダイト)」、もうひとつは「軟玉(ネフライト)」。宝石として高く評価されるのは、より硬く緑の鮮やかな硬玉(ジェダイト)です。

緑が代表的ですが、白、藤色(ラベンダー)、黒、橙などの色もあります。深く澄んだ緑は「ろう(蝋)のような光沢」と表現され、独特のしっとりとした質感が魅力です。日本では新潟・糸魚川が古くからの産地として知られ、2016年には「国石(日本を代表する石)」にも選ばれました。

Meaning石が持つ意味・言い伝え

翡翠は東洋で「徳の石」とされ、持つ人の人徳を高め、円満な調和と繁栄をもたらすお守りと言い伝えられてきました。中国では「金以上の価値がある石」として、富や地位、長寿の象徴とされてきました。

また、災いから身を守るお守りの石としても親しまれ、心を穏やかに整える石ともされています。日本でも古墳時代から勾玉(まがたま)に用いられ、神聖な石として大切に扱われてきました。

5月の誕生石(エメラルドとともに知られる)として紹介されることもあります。

History歴史と文化

翡翠は、東アジアの文化と深く結びついた石です。中国では数千年にわたり「玉(ぎょく)」として皇帝や貴族に愛され、装飾品や祭器、印章に用いられてきました。「玉」は徳の象徴とされ、君子が身につけるべきものと考えられてきました。

日本では縄文・弥生・古墳時代を通じて勾玉や装身具に翡翠が使われ、新潟・糸魚川は世界でも有数の古い翡翠の産地として知られています。一時は国内の産地が忘れられていましたが、昭和になって糸魚川での産出が再発見され、2016年に日本の「国石」に選定されました。

「玉(ぎょく)は徳の象徴」——翡翠を人徳になぞらえる考えは、東洋で長く語り継がれてきました。

Origin緑の理由 — 硬玉と軟玉、処理のこと

翡翠の緑は、含まれる微量のクロムや鉄による天然の色です。硬玉(ジェダイト)と軟玉(ネフライト)は見た目が似ていますが、鉱物としては別もので、より硬く透明感のある硬玉が宝石として珍重されます。

翡翠の市場では、処理の有無で「A貨・B貨・C貨」と分けられることがあります。A貨は無処理の天然翡翠、B貨は樹脂などで充填したもの、C貨は染色したもの。購入のさいは、無処理のA貨かどうかを確かめると安心です。COCONOARE で扱う場合も、処理の有無は正直にお伝えします。

主な産地は、ミャンマー(高品質な硬玉の主産地)、日本(糸魚川)、グアテマラなど。透明感が高く緑の澄んだものは「ろうかん(琅玕)」と呼ばれ、最高級とされてきました。

Careお手入れと身につけ方

硬度は約6.5〜7と比較的丈夫ですが、衝撃で欠けることがあるため、ぶつけないようやさしく扱ってください。汗や皮脂はやわらかい布で拭き取りましょう。染色された翡翠(C貨)は色落ちすることがあるため、水や直射日光は控えめにすると安心です。

浄化・お手入れの目安です。石によって向き・不向きがあるとされます。

  • 向いています水晶クラスター・さざれ石にのせる
  • 向いています月光(月の光にあてる)
  • 向いていますセージの煙にくぐらせる
  • 注意流水・水につける無処理の翡翠はさっと洗える程度ですが、染色品は色落ちを避けるため控えめに。
  • 注意日光(直射日光)長時間の直射日光は念のため控えめにしてください。
  • 注意塩・塩水金具の傷みや変質を避けるため、避けるのが無難です。

Ways to Enjoy翡翠(ひすい)のたのしみ方

翡翠(ひすい)は、いろいろな形で暮らしに取り入れられています。お好みのたのしみ方を見つけてみてください。

勾玉

古くから親しまれてきた、まが玉のかたち

丸玉

まるい緑を、手のひらでころりと

ブレスレット

手もとにやさしい緑をまとって

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FAQよくある質問

硬玉と軟玉はどう違うのですか?

どちらも「翡翠」と呼ばれますが、鉱物としては別ものです。より硬く透明感のある硬玉(ジェダイト)が宝石として高く評価されます。

「A貨」とは何ですか?

翡翠の処理の度合いを表す呼び方です。A貨は無処理の天然翡翠、B貨は樹脂充填、C貨は染色されたもの。購入時は無処理のA貨かを確かめると安心です。

日本でも翡翠は採れるのですか?

はい。新潟・糸魚川は世界でも有数の古い翡翠の産地で、2016年には翡翠が日本の「国石」に選ばれました。

翡翠は5月の誕生石ですか?

翡翠はエメラルドとともに5月の誕生石として紹介されることがあります。流派により扱いに差があります。

翡翠には本当に効果がありますか?

ご紹介している意味や言い伝えは、古くからの象徴・文化として伝えられてきたもので、医療的な効果・効能を保証するものではありません。お守り・ファッションとしてお楽しみください。

天然石・パワーストーンの意味は古くからの言い伝え・象徴であり、効能を保証するものではありません。
お守り・ファッションとしてお楽しみください。

最終更新日:2026年6月26日